Ubuntu【20.04 勉強中2】Unity Desktopとデータ引き継ぎ
前回の続き。
18.04にUnity入れた時とほぼ同じですが、微妙な違いもあります。
■Unity Desktopをインストール
$ sudo apt install ubuntu-unity-desktop
$ sudo apt install xserver-xorg-input-synaptics
$ sudo apt install unity-tweak-tool
18.04の時は「unity-session」でしたが、今回は「ubuntu-unity-desktop」です。
最初、unity-sessionで入れてみましたが、特にubuntu-unity-desktopとの違いがわかりませんでした(汗)
xserver-xorg-input-synapticsはUnity用のタッチパッドです。GNOME用は流用出来ないので必須。
Unity Tweak Toolは便利ツールなのでお好みで。
20.04にUnityを入れる際、ディスプレイマネージャーを変更する表示が出ます。
「lightdm」を選択しましょう。
(※もう一つを選んだらどうなるのかは、試してないのでわかりません)
参考■https://www.debugpoint.com/2020/05/install-unity-desktop-ubuntu-20-04/
■IPAフォントをインストール
$ sudo apt install ^fonts-ipa*
・IPAゴシック/明朝
・IPA Pゴシック/明朝
・IPA UIゴシック
・IPA X0208ゴシック/明朝
・IPA X0208 Pゴシック/明朝
・IPA X0208 UIゴシック
・IPAexゴシック/明朝
・IPAmj明朝
※「ipa*」だと↑全部が指定されるので、厳選したい場合は個別インストールしましょう。
参考■https://packages.ubuntu.com/search?suite=focal&keywords=ipa%20font
18.04と同様、システムフォントのデフォルトは「Notoフォント」です。
NotoだとUnityでのレイアウトが崩れるので、TakaoフォントかIPAフォントがオススメ。
18.04の時は「fonts-ipa*」でインストールできましたが、20.04では「^fonts-ipa*」になるようです。
■システムフォントについて
18.04では(GNOME)Tweak Toolを入れることで変更できたのですが、20.04では「設定」のフォントから変更できるようになりました。
ただ、あくまでGNOMEの機能なので、Unityの設定にはフォント変更機能は付いてません。
UnityでIPAフォントをシステムフォントにする方法は以下を参考に(18.04用だけど)。
参考■https://linuxfan.info/ubuntu-18-04-change-ja-font
簡単なのはUnity Tweak Toolでフォント指定する方法。
ただし、これは「$ fc-match」(fontconfig)では反映されないので、あくまで表面的な変更になります。
■データ引き継ぎについて
ここでのデータ引き継ぎは、Chromium(ブックマーク、パスワード)とThunderbird(アカウント)です。
▼Chromiumのブックマークインポート(HTML)
Chromiumのメニュー「︙」>ブックマーク>ブックマークマネージャー>管理「︙」>ブックマークをインポート
▼Chromiumの保存パスワードのインポート(CSV)
アドレスバーに「chrome://〜」をコピペして移動します。
chrome://flags/#PasswordImport
>Password import「Enabled」>RELAUNCH NOW(再起動)
この手間をかけないとインポートできません。
インポートが済んだ後、念の為設定を戻しておきました。早々パスワードの出し入れすることないですからね。
chrome://settings/passwords
>[︙](その他の操作)>インポート
エクスポートは↓
chrome://settings/passwords
>[︙](その他の操作)>エクスポート
参考■https://volx.jp/chrome-password-export-import
あくまでパスワードの記憶・自動入力であり、自動ログインではありません。
なので、各サイトに改めてログインする必要があります。
Thunderbirdを起動します。
アカウント作成を促されますが、キャンセルして閉じます。
これは、一度起動しないと引き継ぎファイルを入れる場所がないからです。
次に、ホームフォルダを開き、メニューで「隠しファイルを表示させる」にチェックを入れたら、データ引き継ぎを始めます。
バックアップしておいた「(ランダム英数字).default-release」を「~/.thunderbird/」にコピペします。
中身はこんな感じ↓
~/.thunderbird/
┣ Crash Reports
┣ Pending Pings
┣ (ランダム英数字).default-release ←コピペしたもの
┣ (ランダム英数字②).default-release
┣ (ランダム英数字①).default
┣ installs.ini
┗ profiles.ini
次に、「profiles.ini」をテキストエディターで開き、編集します。
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[Profile1]
Name=default
IsRelative=1
Path=(ランダム英数字①).default
Default=1
[Install(ランダム英数字③)]
Default=(ランダム英数字②).default-release
Locked=1
[Profile0]
Name=default-release
IsRelative=1
Path=(ランダム英数字②).default-release
[General]
StartWithLastProfile=1
Version=2
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この「(ランダム英数字②).default-release」を「(ランダム英数字).default-release」に変更保存します。
「(ランダム英数字①).default」は変更しません。
profiles.iniを変えたくない場合は、旧フォルダの中身を新フォルダに上書きするのでもOK。