Ubuntu【20.04 勉強中11】無線LANでシンプルスキャン
Ubuntuでの無線LAN接続スキャンナー。意外と設定に苦戦したのでメモ残します。
▼環境
■Ubuntu 20.04 LTS
■Canon MG5630 (複合機)
■無線LAN
プリンターと同じ行程なので簡略に。
・MG5630のディスプレイから操作
無線LAN設定>手動設定>Wi-Fiパスワード入力
▼Ubuntuにスキャナードライバーをインストール
・キャノン公式サイトからLinux用ドライバーをDL
→https://cweb.canon.jp/e-support/software/
インクジェット複合機>型番:MG5630>OS:Linux>スキャナードライバー
・64bit版をインストール
DLした圧縮フォルダを右クリック>ここで展開
>展開したフォルダ>packages>「amd64.deb」をダブルクリック
これで端末から「$ scangearmp2」でスキャンできるようになります。
が、それと同時にエラー文も出ました。モジュールが足りないってよ。
$ scangearmp2
Gtk-Message: 20:27:26.027: Failed to load module "canberra-gtk-module"
追加してなくてもスキャン自体はできますが、エラー文が邪魔なのでモジュール追加。
$ sudo apt install libcanberra-gtk-module
エラー文はこれで消えました。
が、このスキャン法だとイマイチ(コマンド入力、ファイル名記入、画質設定変更がわからない…)なので、別のアプリに頼ります。
▼シンプルスキャンでスキャンできるようにする
調べてみたら「シンプルスキャン(simple-scan)」で画質設定ができるらしい。
Ubuntu 20.04では標準で入ってるらしく、確認したところ「ドキュメントスキャナー」として存在してました。
なければ、「$ sudo apt install simple-scan」でインストールできます。
設定の「品質」で画質上げます。
ただ、このままだとスキャナー認識されてません。
どうやらファイアウォールで弾かれてるらしい。
▼ファイアウォール設定
ファイアウォールにスキャナーのポート番号を追記します。
有線LANだと不要ですが、無線LANの場合は必要となります。
SANEにあるキャノン用バックエンドファイルを確認します。
SANEはUnix(GNU/Linux)とスキャナーを繋いでくれるアプリです。これがないとスキャナー認識してくれません。
Ubuntu 20.04では標準で入っているようですが、なければ「$ sudo apt install sane」で入れます。
各種メーカーに対応してくれるため、その中からキャノン用を探します。
「/etc/sane.d/pixma.conf」がキャノン用らしい。
$ cat /etc/sane.d/pixma.conf
***
# bjnp://myscanner.my.domain:8612 // uses the default 1000ms timeout
***
「8612」がポート番号になります。
ファイアウォール設定アプリ(gufw)を入れているので、そちらで設定します。
Firewall Configration(gufw)
「レポート」タブ
>「UDP 631 cups-browsed」を選択し、左下「+」をクリック
>「簡易」タブの下部「ポート 8612」を入力し、「追加」をクリック
「ルール」タブで赤字追加されていればOK。
参考■http://ubuntufreak.net/set/scanner-set5.html
無事にドキュメントスキャナーでスキャナーが認識されました。
PNG保存もできるので使い勝手良いです。
参考■
https://www.khstasaba.com/?p=905
https://tarufu.info/mg3630-ubuntu/
https://kledgeb.blogspot.com/2014/06/ubuntu-1.html
https://kledgeb.blogspot.com/2014/06/ubuntu-2.html
https://www.nemuifukari.com/2018/11/fedora-canon-mp620.html
https://freepc.jp/post-42705