soramono雑記

Ubuntuメインのひよこユーザー。

LMDE【LinuxOS 第4弾】やってみた

 実はLinux Mint Debian Edition 2LMDE2)も試用してみました。Linux Mintとどう違うのか?と思ったのですが、デザイン同じです。根本的な部分がDebianベースUbuntuベースという違いで、でもUbuntuDebian派生なので操作は大きく変わらない。
 個人的にはLMDEを気に入りました。ただ、LMDEは初心者には向かない…という公式DLページに注意書きされています。

Linux Mint 2 "Betsy" - Cinnamon (32-bit)

 LMDE2 64bitを入れてみたら、起動画面どころかエラー画面すら出ず只管真っ黒画面でした(泣)
 ウェブで原因探したらCPUに合わないから…という記事発見(笑)そりゃそうだ。ウチの愛機は32bit PCだもん。・゚・(ノ∀`)・゚・。Ubuntu 64bitで動いてるし、他も行けるか?とお試し中だから…。ちなみにZorin OSは重いらしいと聞いたので32bitで試したけど。


■ISOのダウンロード
 公式サイトからDLです。
 Linux Mintの時は台湾サーバーからDLしましたが、今回は通信エラーで途中切断されまくったのでフィリピンサーバーからDLです。台湾サーバーは2つあるのですが片方に通信エラー、もう片方は混んでたので…韓国サーバーは元々混みやすいから…中国サーバーも混みそうなので避けました。どっちにしろDLに時間はかかるけどね。(今回は3時間強)日本サーバーもisoのDL取り扱ってくれたらいいのにね。


■インストール
 Debianベースのインストーラーなので、Ubuntuベースとは入力画面が少しだけ違います。

 インストールの種類で今回も「その他」を選択です。
 [パーティションの設定]でGParted起動されます。ディスク編集が済んだらGPartedを閉じ、インストーラー画面の[更新]をクリック。
 更新された画面のインストール先ディスクを右クリック>編集でフォーマット形式とマウント名を選択し、次の画面へ進みます。

 grubのインストール先は数字なしのディスクを指定しました。

boot■/dev/sdd1
grub■/dev/sdd

 今回は32bit版なのでswapを省きました。PCのRAMに頑張ってもらいます(笑)あ、インストールしたのはUSBメモリ(16GB/USB3.0)です。


■インストール後の設定
 面倒なシステム。それがキーリングパス認証の頻度です。
 「システム設定」「ソフトウェアの管理」「ウェブブラウザ」等アプリを開くたびに要求されてかなり煩わしいです。Linux Mintで散々苛ついたのですが、LMDEはそこが少しだけ楽になります。

 最初に初期設定のために「システム設定」を開くと、早速パスワード要求されます。ここで「キーリングに保存」のチェックが出来るので、チェックを入れたら次から(大体は)省略できます。


■ソフトウェアソース
 デフォルトはアメリカなので、日本サーバーに変更します。


■言語(Languages)
 実は今回、English(United States)インストールしました。時刻設定はTokyo、キーボードはJapaneseだけど。
 まずは日本語化から。

▼Language(言語)
Install/Remove Languages(言語のインストールと削除)
  [Add.]>Japanese,Japan UTF-8 [Install]>[Close]

Language(言語)
  Japanese,Japan UTF-8
Region(地域)
  Japanese,Japan UTF-8
System Locale(システムロケール
  Apply System-wide(システム全体に適用する)

▼Input method(入力メソッド)
Language Support(言語サポート)
  Japanese [Install]
Input Method(入力メソッド)
  IBus

 PC再起動したら日本語化されます。
 起動時にディレクトリ名の変更確認の画面が出ますが、任意でどうぞ。(私は「古い名前のまま」です)


■キーリング
 すべてのアプリに適用されるわけではないので注意。

メニュー>アクセサリ>パスワードと鍵

 左枠の鍵付きを右クリックで「パスワードを変更」します。
 変更パスワードを空白設定することで、少なくともブラウザのキーリング操作は外されます。



 LMDE2では最初からアプリがインストール済み。ロック解除(Unlock)してから「オン」にします。


■アプリのインストール、アンインストール

メニュー>ソフトウェアの管理(左側:上から2つ目のアイコン)

 Ubuntuの管理画面より使いにくいところもありますが、操作自体は難しくありません。

編集>設定>✓入力中に検索

 ↑チェックを入れると検索が楽になります。
 アプリの一覧にはインストールボタンが出ないので、ダブルクリックでアプリ詳細画面へ進みましょう。
 Flash Playerはブラウザに合ったものを「ソフトウェアの管理」からインストールします。

Flashplayer-mozillaFirefoxの場合)

 アンインストールは「ソフトウェアの管理」を開かなくてもできます。

メニュー>(目的のアプリ)右クリック>アンインストール


■ブラウザ
 初期ブラウザはお馴染みFirefoxです。最新版ですが、検索エンジンGoogle/Yahoo!がありませんでした。私は基本的にGoogleで検索してるのでこれは困る。
 といっても、ホーム設定をGoogle.co.jpにすれば検索もすぐできますけどね。

 検索バーにGoogleエンジンを追加する方法を探しました。
 FirefoxのアドオンだとかGoogleのホーム行ったら簡単に追加できるとか…ホームに行っても検索バーに追加(+)出ないんですけど…(ノД`)シクシク
 結局「googleサーチエンジン」で検索したら、求めていた情報を発見できました。


 このページでようやく検索バーに追加(+)が表示されました。ついでに「スタートガイド(↓)」をクリックすると画像付き説明が出ます。
 Googleエンジン入れたのでYahoo!エンジンは遠慮しました。どっちかがあればいいかな、と。

 ついでにChromiumもインストールしてみた。Chromium-l10n(言語パック)Flashplayer-chromiumも必要です。


 Linux Mintの時も思いましたが、綺麗なディスプレイですね。Linux特有の「滲むフォント」もあまり気にならないし、Windowsユーザーには使いやすいレイアウトです。アプリも探しやすい。Debian経験はなくともUbuntu経験があればそう困りません。コマンドも大差ないので。まあ、アップデートのパッケージ内容は多少差が出るでしょうが、ネットサーフィンやメール確認程度の使い道なら問題ないのでは?

 個人的に気なるのは、ファイアウォール設定の表示アイコン。ロックがかかるのはいいけど、オンにしてるのにオフ表示に見えるのは何故?ロック解除して開いたらちゃんとオンになってるし…こればかりは気になって仕方ないです。
 あとは起動に時間がかかるくらい。読み込みが複雑なのか?Ubuntuより遅く感じます。これじゃVistaの方が起動が早いよ。(※セキュリティソフトを除く)
 それ以外は寧ろLinux Mintより気に入ってるかも。


【おまけ】
 Ubuntuより顔文字の種類が多いように感じます。その割には絵文字対応がUbuntuより少ない…何故だ?