Unity(16.04)が使えなくなるわけじゃなく、バージョンアップするとGNOMEに変更されるよ〜ということだと思います。16.04の継続使用だと17.10以降もUnityを使えるようですが、ややこしいと感じるようならUnity(16.04LTS)かGNOME(17.10以降)で選択した方が早いかも。
GNOMEに関して、「Ubuntu GNOME」がすでに存在しており開発が進められてきましたが、予定ではUbuntu GNOMEがDesktop Imageへ統合され、以後Ubuntu Desktop Image=Ubuntu GNOMEとなります。
いつも通りISOをDLし、ライブUSBを作成。軽く触ってみたところ…ちょっと初期状態では使いづらい部分が多々…。
▼タッチパッド操作ができない(システム設定に表示されない)
▼GNOMEのキーボード操作がわからない
↑特に困ったところです。
GNOMEシェルについては、キーボードでのアプリ選択のやり方がわからず途方に暮れました。入力検索はできます。Unityだと矢印キーでアプリ選択できたんですが…。
あと、初期設定ではデスクトップにアイコン表示されません。作業途中のファイル等をデスクトップに置く身としてはこれが厄介です。(※解決しました)
ちょっと慣れるまで時間がかかる気がします…つーか慣れるんかコレ?
とりあえずUSBメモリにインストールして、じっくり実践することにしました。
最初から日本語インストールできますが、私は英語インストールしました。日本語設定の手間はかかりますが、勉強の一貫です。
(※先に書きましたが、タッチパッドが初期状態で使えないためマウス使用前提です)
フルインストール後にいつも通り初期設定の変更です。
■ロック解除
一番最初にするのがコレです。理由は、時間がかかるアプデの放置中自動的にロックされるので、復帰にパスワード打つ面倒を省くため。
デスクトップ上で右クリック「設定」>プライバシー>画面ロック「オフ」
■アプリのお気に入り登録
画面左上の「アクティビティ」を開いた際、左サイドによく使うアプリの登録(削除)ができます。アプリ一覧から必要なアプリを探して、
アプリを右クリック>お気に入りに登録(削除)
で手軽にできるので入れ替えも楽。並び替えはドラッグ移動。
■ターミナル(端末)の色変更
これは好みの問題です。端末開いて背景色と文字色が見やすいかどうかの話なので。
端末メニュー「編集」>プロファイルの設定>色
のデフォルトのチェックを外します。いくつかカラーバリエーションが用意されていたのでそこから一つ選びました。
「Black on white(黒字・白背景)」→「White on black(白字・黒背景)」に変更。geditと端末を並べて開くことが多いので、黒字白背景だと目が疲れるっていうね…。
ついでに背景透過もしました。端末の背景透過好きです(*´ω`*)
■アップデート
ソフトウェアセンターでの更新はどうも扱いにくいので、コマンドでやってしまいます。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade(またはdist-upgrade(カーネルごとOSを最新状態に))
状況に応じて以下もしておきます。
$ sudo apt -y autoremove
$ sudo apt -y autoclean
(※apt-getでも問題ありません)
■IBus-Mozcをインストール
初期状態では日本語入力ができません。Mozcが入っていないのでインストールしました。
$ sudo apt install ibus-mozc
■インプットメソッド(地域と言語)
言語・フォーマットを「日本語」で統一します。(変更したら再起動後に反映されます)
次に「入力ソース」の「オプション」をクリック。Mozcインストール済みなのでフォントのインストールを促されます。
次に入力ソースの追加。
デフォルトは「日本語・英語(US)」なので、日本語入力のために「日本語(Mozc)」を追加し、「英語(US)」を削除します。
「+(追加)」をクリック
「日本語」をクリック
「日本語(Mozc)」をクリック、追加
「英語(US)」を「ー(削除)」
次にキーボードのショートカット設定の変更。
「設定」から「キーボード」を選択。「ショートカット」の「タイピング」から、「次のソースへ切り替える」のショートカット設定を「Zenkaku Hankaku」に変更します。(※「前のソースへ切り替える」も連動して変更されるので注意)
■個人的に必要なアプリをインストール
・ファイアウォール(gufw)
・GParted
・GDebiパッケージインストーラー
・Geany
・ClamTK
■不要アプリの削除
ソフトウェアセンターから削除しますが、削除したのにリストに復活する場合、再起動しましょう。再起動後に確認すれば削除されているはずです。
また、パッケージ削除の確認は以下のコマンド↓
$ dpkg -l |grep '^rc'
「削除されたが、設定ファイルを残しているパッケージ」を抜き出してリストアップされます。一つ一つ削除する場合は、
$ sudo dpkg -P パッケージ名
もしくは、
$ sudo apt purge パッケージ名
リストアップされたパッケージの全削除は、
$ dpkg -l |grep '^rc' | cut -d ' ' -f 3 | xargs sudo dpkg -P
あとは自分が使いやすいように諸々変更していきます。
■Tweak Tool
「アクティビティ」から「tweak tool」を入力検索するか、「アプリケーションを表示する>すべて>ユーリティ」から探します。
「ウィンドウ」の「タイトルバーの挙動」から「右クリック>Lower」変更で、表示ウィンドウを前後入れ替えできるようにしました。
「デスクトップ」にアイコン表示されるようにします。
「トップバー」の時計に「日付を表示」させました。
■ファイル設定
「アクティビティ」から「ファイル」を起動し、パネルメニューから「設定」を開き、「隠しファイルとバックアップファイルを表示」させておきます。
ウェブで検索してみると、Ubuntu GNOMEでの記事が少なくて驚き…これでUnityから移行するって…それはさておき、参考記事の大半がシステムファイルの書き換え?で自分にはハードルが高過ぎでした。
根本から変更してクラッシュしても困るので、なんとか簡単な方法はないかと探しまくってようやく最低限の改善ができました。
$ gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad send-events enabled
$ gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad tap-to-click true
↑タップクリックできるようになった。
$ gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad natural-scroll false
↑ナチュラル(逆)スクロールをオフ。
しかし、これだけではダメでした。私がやりたいのはエッジ(右端)スクロールなんだ!
3)インストール
3.3)ハードウェア
$ gsettings list-recursively |grep touchpad
↑現状のタッチパッド設定を確認。
「scroll-method」が「'two-finger-scrolling'(2本指スクロール)」になっていたので、これを「'edge-scrolling'」にします。
$ gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.touchpad scroll-method 'edge-scrolling'
↑エッジスクロールができるようになりました!
できたら横スクロールもやりたかったけど、まだできてません…(´・ω・`)
というか、最終的にはシステム設定にタッチパッド設定が表示されるようにしたい。
■おまけ
Linux全般に思っていたことですが、立ち上げに時間がとてもかかってる気がします。(※USB起動のせいのようです…(;・∀・))
13)システムアイコンや GDM のログインのロードが遅い
$ sudo apt install libgdk-pixbuf2.0-dev
$ sudo gdk-pixbuf-query-loaders --update-cache
少しでも早くなるならとやってみました。
参考記事にあるコマンドは下コマンド(実際は「# gdk-」)ですが、実行前にプログラムのインストール(上コマンド)が必要でした。インストール後に下コマンドをした後、再起動で様子見したら、ちょっとだけ早くデスクトップ表示されるようになりました。