Ubuntu【勉強中28】外付けHDD→内蔵HDDにクローン

　Ubuntuデビューから一年が経過しました。

　Vistaを消す気はないのでどうやって共存していくか考えながら、無難に外付けHDDにUbuntuを入れて使用してきましたが、そろそろ内蔵HDDに入れてみても良いかなと考えました。

　遅いと思われるでしょうが、失敗せず且つ起動しなかった時のフォロー知識を得てからと考えていたら一年経過していただけ（笑）

 

　結果として、無事に引っ越しできたので作業工程をメモっておきます。

 

 

1．引っ越し先の準備

　GPartedで内蔵HDDにUbuntu用のパーティションを作成します。

 

sda【1：Cドライブ｜2：Dドライブ｜　　　　　空き　　　　｜3：保存用】

　↓

sda【1：Cドライブ｜2：Dドライブ｜4：50GB（ext4）｜空き｜3：保存用】

 

　容量は引っ越し元と同じにしました。※クローンの基本は「元（小）≦先（大）」です。

 

2．ddクローン

　コマンドを使ってパーティションのクローン作成。（

参考■https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3）

　（※引っ越し元：sdb1、引っ越し先：sda4）

 

$ sudo dd if=/dev/sdb1 of=/dev/sda4 bs=64K conv=noerror,sync status=progress

 

※デバイス名を間違えないように「ディスク」やGPartedで確認しておきましょう。

 

3．GRUBインストール

　元々外付けHDDにGRUBを入れてたので、改めて内蔵HDDにインストールしないとOS選択すら出来ません（笑）

 

$ sudo grub-install /dev/sda

 

4．引っ越し先の起動

　クローンだけでは起動しませんでした。

 

GRUBでUbuntu起動＞「〜EXT4-fs error(device sda4):〜」（いつまで経っても動かない）＞【Fn＋Alt＋PrtSc＋B】で再起動

 

　grub rescueで動くかも知れないと思い、コマンド操作を実行しました。

　grub rescueについては【LinuxOS 第5弾】で実践済み。

 

GRUB画面で「c」（コマンドライン）を選択

 

grub> ls (hd0,msdos4)

（中略）

grub> set prefix=(hd0,msdos4)/boot/grub

grub> insmod (hd0,msdos4)/boot/grub/i386-pc/normal.mod

grub> normal

 

※（中略）＝lsでnormal.modの場所を探していくのですが、クローン元で場所を把握してるので略しました。

※insmodでエラーが出ましたが、無視して次のnormalに進んでも大丈夫でした。

 

　GRUBはこれで動きましたが、次にinitramfsエラーが出ました。

 

/dev/sda4: UNEXPECTED INCONSISTENCY; Run fsck MANUALLY.

 

と表示されたので、注目するのは「/dev/sda4」「fsck」です。前回の【勉強中27】と同じ対応ですね良かった。

 

(initramfs) fsck /dev/sda4

＞確認の「y」入力

(initramfs) reboot

 

　再起動後、正常に使えるようになりました！ヽ(=´▽`=)ﾉ

　外付けHDDの方は、内蔵HDDに不具合無しと判断できたらフォーマット予定です。