soramono雑記

Ubuntuメインのひよこユーザー。

Ubuntu【勉強中21】バックアップとアプリ完全削除

 Déjà Dupというバックアップアプリを使っています。Ubuntuにデフォルトで入っているアプリです。
 
 
▼バックアップ・1

 バックアップ指定の初期設定は「ホーム(/home)」です。「/(OS全体)」にするとバックアップ出来ないファイルが山ほど出たので「ホーム」に戻しました。(「/」にするならいっそddクローンした方が早い(笑))
 バックアップ保存先は、OSとは別ディスクに新しいフォルダを作成。わかりやすい名前を付けましょう。「backup」でもいいし、アプリ名でもOK。
 保存された「〜.manifest」ファイルは、バックアップ内容が記録されており、テキストエディターで読むことが出来ます。
 
※隠しファイル(「.〜」)の表示は、ディレクトリのメニュー「表示」から「隠しファイルを表示する」にチェックを入れるだけ。
 
 この「.manifest」ファイルをgeditで確認していて気づきました。
 
削除済みアプリのファイルが保存されてる・・・?
 
 
▼アプリ完全削除
 
 使わないアプリは削除しますよね、容量空けるために。
 アプリ削除は「Ubuntu Software>インストール済み」から「削除」していますが、それでもバックアップに記録されている…ということは、完全削除されていないということですね。
 
 調べたところ、設定ファイルが残されているようです。再インストールを手早く行えるようになるらしいですが、今後使うかわからないものに場所を取られるのも嫌なので削除することにしました。
 
 「.manifest」を見たところ、ホームの隠しディレクトリ「.〜」の中に削除済みアプリのディレクトリが残っていました。しかも中のファイルがそこそこ数多い。
 ログファイルだろうから削除しても支障ないとは思いますが、念の為調べてみました…ら、他の問題を発見。
 
 
 参考記事を見て、パッケージが残っているという事実に初めて気づきました…。
 「Ubuntu Software>インストール済み」に載っていないパッケージは削除しようがありません。でもPCには残っているらしい。
 早速、どんなパッケージが残っているのか確認します。
 
※参考記事は、あくまでパッケージ削除についてです。ホームの隠しディレクトリ・ファイルはゴミ箱削除できるので別件になります。
 
コマンドはすべて「$(一般ユーザー)」操作です。「#(ルート権限)」操作じゃないので注意。
 
dpkg -l
 
 インストールされた全パッケージが表示されます。
 が、今回必要なのは削除済みパッケージなので、条件コマンド追加。
 
dpkg -l |grep '^rc'
 
・r =パッケージ削除済み
・c =設定ファイルが残されている
 
 これで「削除されたが、設定ファイルは残っている」パッケージが抜き出されます。
 リスト内に削除したと断言できるアプリ名を複数発見したので、まずは一つ削除してみました。
 
sudo dpkg --purge パッケージ名
 
 「dpkg --purge」は「apt-get purge」でもOKのようです。
 パッケージ名はリストに記載されている名前です。無事に削除できたようなので続けてもう一つ削除。
 
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 ちなみにリスト表示方法に別コマンドがあります。

aptitude search '~c'

 「dpkg -l |grep '^rc'」と結果は同じです。ただし、Ubuntuでは「aptitude」が初期装備されてなかったのでインストールしないと動作しません。

sudo apt install aptitude

 やってみましたよ。表示が変わっただけで内容は一緒。・゚・(ノ∀`)・゚・。(あえて言うなら表示が見やすいかな?)
 一つ使えりゃ他はいらん、ということでコマンド削除行きまーすε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

sudo apt-get remove aptitude
sudo apt-get purge aptitude

・remove(rm)・・・通常の削除コマンド
・purge・・・・・removeで削除しきれなかった分も削除

aptitude searchについて
 aptitude→aptでも行ける、みたいな記事をどこかで見たので試してみた。

apt search '~c' → 結果表示がまったく違う。
apt-get search '~c' → そもそもsearchが使えない。
apt-cache search '~c' → apt search '~c'の簡易表示

 素直にdpkgを使うことにします…。
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 ちなみに「'^rc'」リストの全削除のコマンド↓
 
dpkg --list |grep "^rc" | cut -d " " -f 3 | xargs sudo dpkg --purge
 
 爽快なほどにパッケージ削除してくれました(/・ω・)/
 
 「" "」と「' '」はどちらを使用しても良さそうです。
 あと、「--purge」は「-P」で行けそうです。大文字です!小文字だと詳細表示になります。
 
 
 コレを踏まえて全削除コマンドをちょっとだけスッキリさせると、
 
dpkg -l |grep '^rc' | cut -d ' ' -f 3 | xargs sudo dpkg -P
 
ということになります。
 
 
▼バックアップ・2
 
 で、話は戻って「.manifest」について。
 
 ホーム内隠しディレクトリ「.cache」「.local/share」「.Tumbnailes」に残存ファイルが多数ありました。
 
 「.local/share」内に削除済みアプリ名のディレクトリが残っていたのでゴミ箱削除。
 「.Tumbnailes(サムネイル)」は放置してると膨大になるのでファイルのみゴミ箱削除…しようとしたら超ビジー状態に…((((;゚Д゚))))数が多すぎたんだ…!いっそディレクトリ毎削除した方が早いというオチ。
 「.cache/tumbnailes」も同様ですね。
 サムネ内のディレクトリは削除してもまた自動的に作成されるので気にしない!( ´∀`)bグッ!
 
 Déjà Dupに戻り、設定変更しておきます。
 「無視するフォルダー」に「ゴミ箱」の他に、
 
「~/.cashe/tumbnailes」
「~/.Tumbnailes」
 
を追加。サムネはバックアップいらんやろ精神です。
イメージ 1
 バックアップ前に「ダウンロード」内のものは別ディスク(USBメモリ等)に保存・移動させておくとバックアップ時間が短くて済みます。もしくは一時的にゴミ箱避難とか。
 
 まあ、基本的にWindowsと共有したいファイルは別ディスクに保存移動するようにしています。Ubuntuはランチャーから別ディスクを開きやすいシステムになっているため、大変重宝しています。コピー・移動も右クリックメニューから「指定先にコピー(移動)」で楽にできますしね。